この研究会は直井道生先生のご指導の下、都市経済学についての研究をしています。2013年に設立され、先生の在外研究により2018年から2019年の2年間活動を休止していましたが、2020年度より再度活動を再開しました。現在は6期生16人7期生8人で活動しています。まだまだ若い研究会ですが、その分活力に満ちています。堅苦しさがなく、ゼミ員の自主性を尊重する環境が魅力の研究会です。
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1. 研究テーマおよびゼミの目標
この研究会では、都市や地域における経済活動を分析の対象とする、広い意味での都市経済学を扱います。都市経済学は、1970 年代ごろから認知されるようになった比較的新しい学問分野ですが、分析の対象は、都市化や産業集積、都市計画や再開発、土地・住宅市場における価格決定や立地の問題、地域間の人口移動、地方財政、交通問題、都市環境など、多岐にわたります。
研究会では、都市経済学の考え方や分析ツールを習得するとともに、それらを現実の経済問題に応用し、経済学的な観点から自身の見解を持てるようにすることを最終的な目標とします。また、分析のアプローチとしては、経済理論に基づく分析に加え、計量経済学の手法を応用した実証分析を重視します。したがって、研究会では、現実の経済問題に対する理論的な分析から始まり、そこから導かれた仮説を検証するためのデータの収集や計量経済学的な分析手法、自身の主張に関するプレゼンテーションなどの、一連のスキルを身につけていきます。
これらの活動を踏まえ、三田祭論文および卒業論文では、各自の問題意識に基づいてテーマを設定し、それを経済学的に検討していきます。取り上げるテーマは、広く応用ミクロ経済学のカバーする範囲であれば、必ずしも都市問題に限定しませんが、その場合にも、原則として経済理論に基づく仮説の設定とデータを用いた実証分析を行うことが求められます。
2. 学生への要望
前述のとおり、都市経済学がカバーする範囲多岐にわたるので、現実の諸問題に対して幅広い興味を持つ人を歓迎します。また、
①経済学の考え方をさまざまな現実の問題に応用し、
②かつそれらをデータによって実証的・客観的に検討してみたいという人を歓迎します。
